不動産購入の御検討にあたり、土地勘は無いけれど、よく聞く都市の名前だからいいのかも…と、御検討される方も多いのではないでしょうか?
都市の名前は知っているけれど、実際のところ、どういった地域なのか?どれくらい需要のある地域なのか?これからの発展の可能性はあるのか?
など、よくわからないという方も多いと思います。
今回は弊社で調べました、各都市の昨今の状況についてお伝えしたいと思います。今後の不動産購入にあたり、参考にして頂ければと思います。
都内に11か所ある、東京都中央卸売市場の一つ。
築地市場からの移転において、御存じの通り様々な問題がありました。
豊洲市場には、にぎわい創出のため「千客万来施設」と名付けられた集客施設も設備されます。豊洲市場の開場の遅れなどから、2018年から段階的にオープンを予定していましたが、2020年10月着工、2022年12月に完成の予定になりました。
東京メトロ有楽町線「豊洲駅」直結の、商業施設やオフィス・ホテルなどが入った36階建の大型施設になります。
地下1~4階は商業施設「ららぽーと豊洲」、 33~36階が「三井ガーデンホテル豊洲ベイサイドクロス」となっています。
総面積75000uの広大な敷地に、大型商業施設をはじめ、国内最大収容の劇場型ホールや、劇団四季専用劇場、大規模な温浴施設を備えたハイグレードホテル、三棟のタワーマンションなどが立ち並びます。
その有明ガーデンの敷地南側には、1500戸規模の大規模マンション「シティタワーズ東京ベイ」があり、地上33階建て、3棟で1539戸分譲になります。
西側には、「ホテルヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」。
240席の大型レストランも備えた、地上16階建て地下1階付きのハイグレードホテルです。
そのほか、都内最大の24時間利用可能な露天風呂付温泉施設「泉天空の湯 有明ガーデン」があります。地上6階建ての5,6階部分にあたります。
西側ホテルの隣には、大型イベントホール「東京ガーデンシアター」があります。
8000席を有する劇場型イベントホールで、地上6階建て地下1階付きの都内最大規模です。
2021年、東側には劇団四季専用の劇場「有明四季劇場」が開業。地上4階建てで1200名収容。
中央には、200店舗規模の大型商業施設「ショッピングシティ有明ガーデン」。地上5階建て地下1階付き。
有明ガーデンパークは、公園6800m²のうち2300m²が芝生広場となっています。
2021年、タワーマンションの建設が続きます。
ゆりかもめ「お台場海浜公園」駅徒歩8分、「有明テニスの森」駅徒歩11分、りんかい線「国際展示場」駅徒歩13分。
地上33階建て、2階部分に保育園も入ります。
東京メトロ有楽町線「豊洲」駅徒歩4分、ゆりかもめ「豊洲」駅徒歩4分。
地上48階建て、総戸数1152戸の超高層分譲マンションです。
JR総武線「亀戸」駅徒歩2分。地上25階建ての住宅棟と、地上6階建ての商業棟の2棟に分かれています。
前述の、豊洲市場のにぎわい創出のための「千客万来施設」は、2023年春オープン予定。
約10840uの敷地に約200店舗が集まるショッピングゾーンと、24H営業の日帰り温泉施設、宿泊施設からなる施設で、事業予定者として万葉倶楽部株式会社が決まっています。
お風呂、ホテル施設は地下2階、地上11階建てで、屋上の展望デッキには足湯が設置されます。
全天候型のスペースにおけるイベントの実施などが計画されています。年間約55万人の来場を想定しています。
商業施設は、江戸の街並みを再現したオープンモールで、飲食店・物販店舗を展開。
建設予定地は、ゆりかもめ「市場前駅」から徒歩1分。環二通り沿いに面した区画です。
土地面積は10840u、容積率200%の工業地域になります。
事業実施にあたり、万葉倶楽部は東京都と50年間の事業定期借地権設定契約を締結するとのことです。
現在、和光市〜新木場を結んでいる有楽町線ですが、豊洲駅から分岐して、半蔵門線住吉駅まで延伸する計画がされています。
これにより、東西線の混雑緩和、豊洲・臨海副都心のアクセス性向上、江東区の南北交通軸が見込まれます。
また、豊洲―住吉の間に3つの新駅の設置が予定されています。
簡単にはなりますが江東区の状況をお伝えしました。
開発の状況や内容によって、その土地が今後雇用が増える地域なのか、住民が増えていくのか、といった状況がみえてきますね。
ぜひ不動産購入の御検討に役立てて頂ければと思います。
執筆 瀧原 朋子