不動産購入の御検討にあたり、土地勘は無いけれど、よく聞く都市の名前だからいいのかも・・・と、御検討される方も多いのではないでしょうか?都市の名前は知っているけれど、実際のところ、どういった地域なのか?どれくらい需要のある地域なのか?これからの発展の可能性はあるのか?など、よくわからないという方も多いと思います。
今回は弊社で調べました、各都市の昨今の状況についてお伝えしたいと思います。
今後の不動産購入にあたり、参考にして頂ければと思います。
人口は、R4(2022)1月現在229,013人。H12(2000)現在では187,948人でしたので、20年で41,065人増層化したことになります。増加率21.8%!自然増ではなく転入超過による社会増が理由です。R2(2020)の推定だと、2045年248,552人をピークに徐々に減少していく見込みです。
2012年、渋谷ヒカリエが開業。地上34階・地下4階の高さ182.5mの建物です。商業施設・オフィス・文化施設・駐車場と複数の施設が集まっています。 開業1年で2,000万人以上の来場者数を記録しました。渋谷ヒカリエを皮切りに駅周辺は大規模再開発が進行中。 高度な耐震性能を持つだけでなく、災害時に発生する帰宅困難者を一時的に収容可能なスペースとして約5,500m2を確保。 館内には72時間分の予備電源・1万3000食の飲料水・食料備蓄があるなど、万が一の災害にも備えています。
2013年3月、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転開始しました。これに伴い 東横線 渋谷〜代官山 間は地下化。地上ホーム跡地には、渋谷ストリーム・スクランブルスクエアの建設、さらにはJR山手線・埼京線ホーム並列化の用地に充てられました。約1.4km区間を地下化し、渋谷ヒカリエの地下5階相当場所の新渋谷をつなぎました。この切替え工事は終電〜始発までのわずか3時間半で成功させた早業に日本国内だけでなく世界からも技術力・工事関係者への賞賛の声が多数寄せられました。
2018年には、渋谷駅前の再開発ビルに渋谷ストリームが開業しました。地上35階の高さ180mの建物には、オフィス・ホテル・ホール・店舗 等がそろっています。旧東横線渋谷駅ホーム、線路跡地およびその周辺地区におよぶ大規模複合施設です。国道246号を横断する歩行者デッキに高架部分の再利用や渋谷川沿い600mにおよぶ緑の遊歩道と広場が整備されています。
2019年、渋谷フクラスが開発されました。地上19階、高さ103m。オフィス・店舗・駐車場 等があります。1階一部には空港リムジンバスも乗り入れるバスターミナルが整備されています。 また、2019年には渋谷スクランブルスクエア開業しました。渋谷駅周辺地区では最大級となるオフィス(貸床7万m2)と商業施設(店舗7万m2)をもち、世界から常に人と注目を集め続けるまちを実現にします。さらに鉄道改良事業と連携し、交通結節点の強化、歩行者の利便性向上、防災機能の強化を図ります。
その他、2019年には以下の建物再開発が行われました。
渋谷パルコ建替え
19F、B3F、高さ100m 商業施設・オフィス・劇場・集会場・展示場 等
渋谷ソラシタ
21F、B1F、高さ108m 大規模オフィス・屋上空間 等
Abema Towers アベマタワーズ
21F、高さ111m オフィス・住宅 等
LINE CUBE SHIBUYA・渋谷区役所
15F、高さ70m 区役所・公会堂 他
渋谷スクランブルスクエア
47F、B7F、高さ230m 事務所・店舗・展望施設
2020年8月下旬、パークコート渋谷 ザ タワーが竣工しました。地上39階建ての高さ143mのマンションです。戸数は503戸。 また新宮下公園周辺等整備も行われました。新しくオープンした公園は「MIYASHITA PARK」と名付けられました。店舗・広場・ホテルスケート場・ボルダリングウォールなどと新しい魅力も加わりました。また、2020年ではJR渋谷駅埼京線ホームが移転(約350m)しました。元々かなりの距離があり乗り換えが不便だった埼京線・山手線ホームでしたが、東横線跡地を有効活用し、埼京線ホームを山手線ホームに並列しました。 今後2028年頃までに山手線内回りホームの拡幅工事を行い、外回りホームを撤去。島式1面2線になるよう工事をすすめているようです。
2023年、渋谷駅桜丘口地区駅南西部の約2.6ha区域を整備する計画があります。新たな駅改札口につながる歩行者デッキ・国道246号上空の歩行者デッキのほか、国際医療施設、起業支援施設等の導入、防災機能強化の帰宅困難者の一時滞在施設等などの開発がすすめられています。
A街区 地上39F、B4F、高さ180m 事務所・店舗・住宅・教会・駐車場 等
B街区 地上30F、B1F、高さ127m
C街区 地上4F、高さ16m
2026年度には、道玄坂二丁目南地区の京王井の頭線「渋谷」駅直結の大規模複合施設が再開発されます。ユニバーサルデザインに配慮した歩行者ネットワーク、広場などを整備し回遊性の向上をはかります。 地上30階・地下3Fの高さ155mのオフィス棟と、地上11階・地下2階の高さ60m のホテル棟の2棟が予定されています。
● 渋谷川の流れを切り替え、施設の再整備を行う
● 駅とまちをつなぐ安全で快適な歩行空間・機能強化を行う
● 駅前広場地下に大きな雨水貯留槽を整備
① 東口駅前広場整備 (バスターミナル再配置)
② 自由通路整備 (東西)
③ 銀座線移設
④ 渋谷川移設
⑤ 地下貯留槽整備
⑥ 東口地下広場整備
⑦ 西口駅前広場整備
⑧ 西口タクシープール整備
執筆 瀧原 朋子