不動産購入の御検討にあたり、土地勘は無いけれど、よく聞く都市の名前だからいいのかも…と、御検討される方も多いのではないでしょうか?
都市の名前は知っているけれど、実際のところ、どういった地域なのか?
どれくらい需要のある地域なのか?
これからの発展の可能性はあるのか?
など、よくわからないという方も多いと思います。
今回は弊社で調べました、各都市の昨今の状況についてお伝えしたいと思います。
今後の不動産購入にあたり、参考にして頂ければと思います。
柏駅周辺は、駅を中心に集まる多様な商業施設の集積の魅力により、柏の地域ブランドを形成しているといえる重要な地域です。
しかし、近年では、つくばエクスプレス沿線の開発などで競合しており、柏駅周辺の商業活動は厳しい状況にあります。
H.26年に計画し、順次実行されています。
「住みやすいまち」「活気のあるまち」「若者のまち」「音楽のまち」などイメージがあります。
こういったイメージを魅力的に発信していきたい。
1:歩行者優先の道路ネットワークの形成
2:広がりを持った魅力と多様性のある市街地の形成
3:まちづくり10ヵ年計画を実行するための仕組みの構築
1)駅周辺の自動車交通は主に幹線道路及び地区内集散道路とし、エリア内の細街路等には自動車が出来るだけ入らないような交通処理を行っています。
2)東口エリアにおいては、サンサン通りを常時双方向交通とし、ハウディーモールを歩行者優先ネットワークの軸として歩行者専用道路化をする計画があります。また東口駅前広場の交通処理の見直しを行うとともにサンサン通り、幸通りの一部区間について道路断面を見直し、朝、夕の停車車両のための空間を確保する目的があります。
3)西口エリアについては、あさひふれあい通りのコミュニティ道路化や既存の路地を歩行者優先の空間として高質化整備し、西口エリアの歩行者ネットワークを形成します。また、西口北地区の再開発事業により、新たなバスターミナル等を設置する予定です。
ネットワークを構成する各「通り」沿いには、特性に応じた施設の立地誘導を進め、「通り」がネットワーク化することで多様性を持った街を構成します。
こうした「通り」と集客力のある大型店が相互に補完・連携することにより、広がりを持った魅力と多様性のある市街地が形成されます。
「通り」の整備に当たっては、各「通り」ごとの関係者によってワークショップ等を行い、将来像、整備内容、沿道の建物のルール作り等に取り組んでいます。
また、「通り」には、地権者をはじめとした関係者が多いこと、実現には長い時間を要すること等から、関係者の取り組みが同じ方向を向くものとなるよう、常日頃から協議・調整を図りながら進めることが重要です。
公・民・学が一体となった推進体制を構築したいという考えもあります。
【通り一覧】
サンサン通り・幸通り・元町通り・中通り・VAT通り・南通り ・柏東葛通り ・あさひふれあい通り ・西日本通り
JR柏駅の西口北地区では2020年11月現在で大規模再開発
「柏駅西口北地区市街地再開発事業」が計画されています。
約100の個人や企業などの地権者で組織する「柏駅西口北地区市街地再開発準備組合」
が進めており、事業協力者は「三井不動産」です。
再開発事業区域は、約35,000u、延床250,000u
用途は「商業、教育、病院、共同住宅、駐車場等」
総工費は約1,100億〜1,200億。
柏高島屋が建て替えられる他、地上40階前後の超高層タワーマンションが3棟建設される予定で、2024年頃着工し、2028年〜2030年の完成を目指しています。
「そごう柏」を三井不動産が取得し、駅周辺の開発とともに着手していく予定です。
JR常磐線:252,552人
東武野田線:148,143人 計:400,695人
JRの乗降者数が千葉県内で、西船橋、船橋に次いで3位
東武野田線は民営の中で、西船橋に次いで2位
2つの合計では西船橋の574,637人に次いで2位
柏駅は、千葉県内でも有数のターミナル駅となのです。
中核市に移行するための要件を満たし、2008年4月1日に千葉県内では船橋市に続く中核市移行をしました。
2005年にはつくばエクスプレスの開通を契機として、市北部の柏の葉地域で東京大学、千葉大学、産業連携施設を中心とした文教地区が形成され、筑波研究学園都市とは異なる学園都市の姿を作りました。
まちづくりにおいては、産官学連携によって「国際学術研究都市」を目指して建設が続けられています。
「ららぽーと柏の葉」などの郊外型ショッピングモールやマンション開発も以前と比べ活発化しています。
三井不動産は、柏の葉スマートシティ内の141街区に「Smart&Well-being」をコンセプトとした多様な働き方に応えるオフィス
「KOIL TERRACE」をオープンしました。
柏の葉エリアは、千葉県、柏市、千葉大学、東京大学、UR都市機構、三井不動産が共同策定をしたものです。
「柏の葉国際キャンパスタウン構想」に基づき、国際学術研究都市・次世代環境都市を目指す街づくりが進められ、先行開発エリアである「駅前街区」に対して、隣接する北側一帯を「イノベーションキャンパス地区」と位置づけ、公民学連携によって開発されたものです。
「イノベーションキャンパス地区」では、居住機能に加え、業務・研究機能や商業機能を同エリアに集約させ、職住が近接し、街のにぎわいを生む多機能コンパクトな街を目指しています。
「KOIL TERRACE」は「イノベーションキャンパス地区」初の産業創出拠点として整備されています。
柏の葉キャンパス駅から「KOIL TERRACE」にかけてアラアテラスを中核とし、様々なモチーフの施設が集約し、にぎわいや豊かな自然の中で、柏の葉ならではの「新しいライフスタイル」を見出すことが出来、また「KOIL TERRACE」が出来た事により、さらなる企業の集積や研究機関の誘致を進め、柏の葉の街づくりである新産業創出をさらに加速させていく事でしょう。
柏市は千葉県の中核市として、
都会的な面と自然との共生という2つの面のある都市なのです。
執筆 田母神 裕也